【怒りのイスラエル大使】国連加盟に反対表明

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先日お伝えしたパレスチナ地域の国連加盟について10日、イスラエルのエルダン国連大使は国連総会の壇上で小型のシュッレダーを使い国連憲章を細断しパレスチナ地域の国連加盟に賛成する国々を非難しました。記事元:毎日新聞

【怒りのイスラエル大使】「恥を知れ!」と吐き捨てる

イスラエルのエルダン国連大使は、パレスチナ地域の国連加盟を支持する決議案の投票に先駆けた演説で決議案に反対をする意思を示すために小型のシュレッダーを使って国連憲章を細断しました。また、各国の大使らに向かって「あなたたちは現代のナチズムに国連を開放した」「(イスラム組織)ハマスによる将来のテロ国家に特権を与えようとしている」と批判し国連憲章の表紙を細断した後、「恥を知れ」と吐き捨てるように言って壇上を後にしました。

イスラエルのエルダン大使

国連憲章とは?

国連憲章は国際連合(United Nations, UN)の基本文書であり、加盟国の権利や義務を規定しています。また、国際条約として、国際関係の主要原則を成文化しています。

・歴史と意義
〇国際連合憲章は1945年にサンフランシスコ市で調印され同年10月24日に発効しました。

〇国際連合憲章は、国際機構に関する加盟国の地位、機関、総会、安全保障理事会、紛争の平和的解決、平和に対する脅威、平和の破壊及び侵略行為に関する行動、地域的取極、経済的及び、社会的国際協力などを規定しています。

・構成

〇国連憲章は前文と全19章、111条からなります

〇これらの章のうち、第1章は国際連合の目的と原則を規定し、第2章は国連加盟国となるための基準を設定しています。

〇第3章から15章までは国連の主要機関の機能や権限の定義を行っています。

・主要原則

〇国連憲章は、国際関係の主要原則を成文化しています。これには、国際関係における武力行使の禁止や国家の主権平等などが含まれています。 詳しくは:国際連合広報センター

イスラエル大使の行為について

イスラエルのエルダン国連大使が国連憲章をシュレッダーで細断した行為は、国際的な注目を浴びていますが、具体的な罪については法的な判断が必要だと言います。
国連憲章は国際法に基づくものであり、それに反すれば国連の規定に違反する行為は重大な問題となってきます。

今後、今回の行為に対して国際法が適用される場合は国連憲章に対する違反行為とみなされ、国際刑事法の範疇に含まれる可能性があります。具体的な罪名としては、以下のようなものが考えられます。

  • 国連憲章違反:国連憲章は国際連合の基本的な原則や目的を定めており、これに違反する行為は国際法上の問題となります。エルダン国連大使の行為は、国連憲章を細断したことから、その違反行為とみなされる可能性があります。
  • 公職者の職務違反:国連大使は公職者であり、公職者としての職務を遂行する際に国際法や国連の規定を順守する責任があります。国連憲章を細断する行為は、公職者としての職務違反とみなされる可能性があります。
  • 国際的な信用失墜:国連大使は国際的な信用を保つ役割を果たしており、その行為が国際社会に対して信用を失墜させるものであれば、国際的な非難を浴びることが考えられます。

パレスチナ地域の問題に対して異常とまでいえるイスラエルの反応は国際社会からも注目をされています。今後イスラエルはどのような形で今の問題を解決をするのか?また、アメリカはどう関与してくるのか?世界からの注目が集まっています。