【ガーシーが落語家転身?!】落語家になるためには・・・

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ガーシー(東谷義和)が4日、都内で開かれたイベントに出演。このイベントでガーシーは新手に挑戦しようとする本業について明かしました。記事元:東スポWEB

【ガーシーが落語家転身?!】それって・・・○○さんですよね。

最もリスペクトをしている人に今後をどう生きていくか?と相談をした時に得意の話術を生かして落語家への道をアドバイスされたと言います。

落語家をアドバイスされたガーシーは「オレにしかできひんのちゃうか、向いてるなって思い、名前は「東笑亭(とうしょうてい)と決めたそうで、意味は「東西南北は『東』から始まる、プラス名前の一文字が入っている。『笑』で笑いと幸福。新しい太陽が昇るように笑いを持って、人に幸福を与えられるようになれたらいいねという意味合いでつけた」と言います。

下積みせずに噺家になる?!

落語家になるためにどの噺家さんを師匠にするのか興味がありますが、ガーシー曰く「東さんぐらいの知名度があったら人の看板はいらない。自分で看板をあげてください。創作落語をやったら絶対いけます。寄席とかも呼ばれますよ」とある噺家さんから言われたそうで、現在は10月のデビューへ向け日々ネタの作成や勉強に追われており、本気でお笑いを取りに行こうと思っているそうです。が、師匠につかないという事は落語協会と呼ばれるものにも所属しないという事になると普通の落語好きの素人さん?という事になるんじゃなかな?とOYAJIは思ってしまいました。
では、どんな方法を取ればプロの噺家さんとして舞台に上がれるのでしょうか?少し調べてみました。

落語家になる方法

何人かの噺家さんのコラムやブログの記事を読みましたが、ほとんどの方が言っているのが「弟子入りをしないと勝手に一人で噺家になれない」という事。そして、弟子入りした師匠が所属している協会に入る。と言うのが一般的だそうです。
弟子入りを認められた師匠から無償で芸を教えてもらう代わりに身の回りの事を身を尽くして働きますが、弟子の期間が落語家として仕事をする上で大切なことを知るための修行でもあると言います。

師匠の門をくぐり、前座見習いへ:落語家への第一歩

師匠から入門の許しを得た後は、前座見習いとして修業をスタートします。しかし、この時点ではまだ落語家としての正式な所属は認められず、楽屋に入ることもできません。


前座見習いの主な仕事は、師匠(または兄弟子)に同行し、仕事先への荷物持ちや師匠宅の雑用をこなすことです。もちろん、落語家としての修業も欠かせません。落語の演目や着物、鳴り物の稽古など、基本的な知識や技術を習得していきます。

これらの修業がある程度一定レベルに達すると、師匠から許可が出され、晴れて楽屋入りを果たし、前座となります。前座見習いから前座への移行時期は、師匠によってまちまちです。

前座見習い時代は、厳しい稽古と雑用に追われる日々ですが、落語家としての基礎を築く貴重な期間となります。師匠や兄弟子から指導を受け、仲間と切磋琢磨しながら成長していく期間となります。

前座:寄席の舞台を支える若き担い手

寄席の舞台を彩る落語家たちの後ろ盾、それが前座です。約4~5年という期間を勤め、寄席の運営や師匠のサポート、そして落語家としての修業に励む若き担い手です。

舞台の縁の下の力持ち

前座の仕事は多岐にわたります。

  • 寄席の運営
    たて前座と呼ばれる最古参の前座は、寄席全体の責任者として、出演者の演目や進行などを管理します。
    ・ネタ帳に墨で演目を書き込んだり、舞台の設営・撤収を手伝ったり、客席の掃除を行ったりと、舞台を支える縁の下の力持ちです。
  • 師匠のサポート
    ・師匠の荷物持ちや身の回りの世話、楽屋での雑用など、師匠のサポート役も重要な仕事です。
    ・師匠の落語を聴き、その芸を盗むことも大切な学びとなります。
  • 落語家としての修業
    ・寄席の合間に、師匠から落語の演目や着物、鳴り物の稽古を受け、落語家としての技術を磨きます。
    ・落語の勉強会に参加したり、先輩落語家たちの舞台を観覧したりして、知識と経験を積み重ねます。

二ツ目:独り立ちへの挑戦

前座修行を積み重ね、晴れて二ツ目となった落語家にとって、それは新たなステージへの第一歩となります。寄席の番組で二番目の高座を務める二ツ目は、見た目も一人前の落語家として認められます。しかし、その華やかな姿の裏には、厳しい現実と責任が待ち受けています。

  • 変化する日常
    ・二ツ目になると、師匠の家や楽屋での雑用から解放されます。着流しだった着物も、紋付や羽織、袴を身に着けることができるようになります。しかし、同時に高座の数も減り、毎日楽屋に通う必要もなくなります。
  • 責任と努力
    ・高座の減少に伴い、二ツ目自分の責任で高座(仕事)を見つけなければなりません。ライバルとの競争も激しくなってきます。

二ツ目は、決して楽な道ではありませんが、強い意志不屈の精神を持つ者であれば、夢の真打への扉へと近づくことが出来てきます。

落語家にとっての真打ち:夢の舞台と新たな挑戦

落語家にとって、最終的な目標である真打ちは、寄席のトリを務め、弟子を取ることを許される特別な地位です。

真打は、決してゴールではありません。むしろ、ここからが真の勝負という人もいるほど、厳しい世界です。落語家は、一生勉強を続け、研鑽していく必要があるのです。

真打になるには、厳しい修業と努力が必要です。しかし、その先に待っているのは、多くの人を魅了する最高の落語を届ける喜びと、落語文化の継承という大きな使命です。

真打は、夢の舞台であり、新たな挑戦の始まりでもあるのです。
                           記事元:公益社団法人 落語芸術協会